なぜ「土台」に集約するのか
3つの理由 ― 重複回避・独自価値・戻り続ける仕組み
KPA+は特定のページやアプリの名前ではありません。各サービスが共有する地面です。 組織率の低下という構造的な課題に対し、「ここでしか得られない体験」を会員に届け続けるための共通基盤と位置づけます。
SSO
重複を作らない
アプリごとにログインを作ると開発が重複し、会員は使い分けを強いられて結局使われない。1つのアカウントに集約する。
AI
独自価値をつくる
県薬の資料・過去の問い合わせに基づくAIを、どのアプリからでも使える共通機能に。ここでしか得られない答え=入会・継続の動機。
Delivery
戻り続けさせる
一方通行で埋もれた過去サイトの反省を踏まえ、双方向・通知・AIで会員が繰り返し戻ってくる基盤にする。
土台が持つ3つの共有機能
SSO / AI / 情報配信 ― すべてのアプリが共有する
会員ログイン(SSO)
Googleアカウントのように、1つのアカウントで会員サービス全部に入れる。アプリを足すたびにログインを作り直す必要がなくなり、名簿と権限を土台で一元管理できます。
※アカウント=本人確認で、会員かどうかは属性。だから非会員薬局も土台のアカウントを持てる(どん2の機能情報管理のため)。会員価値は「会員属性」を持つ人だけに開く(§4・別図解参照)。
AI(かやくちゃんを流用)
役員向けで実証済みの「かやくちゃん」のAIを流用し、どのアプリからでも呼び出せる共通機能にします。県薬の一次資料に基づく回答は、他では得られない継続動機になります。
情報配信
過去の会員向けサイトは一方通行で埋もれました。その反省から、通知・双方向・AIを組み合わせ、会員が戻り続ける配信基盤にします。メルマガはこの配信(会員ニュース)の受け皿として位置づけを整理します。
土台に乗せるアプリ(段階投入)
全面刷新を待たず、小さく載せて育てる
会員管理システムの全面刷新を待たず、Firebaseの土台を流用してKPA+を小さく立ち上げます。最初の一歩は「会員ニュース+AI相談」。以降を順次追加します。
会員ニュース + AI相談 最初に載せる
会員ニュースは新規に作り、AI相談はかやくちゃんを流用。社保情報のAI自動配信を会員ニュースの一機能として位置づけ、最初のアプリから独自価値を出す。
研修動画・お知らせ 等 順次追加
会員向けコンテンツを土台の上に追加。SSO・配信・AIは土台側を共有するので、アプリ側は中身に集中できる。
薬事情報センター Q&A 将来アプリ化
まずはKPA+内のコンテンツとして取り込み、将来的にアプリ化を検討する候補。
薬局どん2 フロント刷新して合流
バックエンドは完成済み。KPA+ではフロントを刷新して土台に載せる。ただし立ち位置は次章のとおり別扱い。
薬局どん2 の別立ち位置
土台を"使う"が、会員限定圏の"一員ではない"
薬局どん2 と KPA+(会員基盤)は存在理由が違います。KPA+は会員価値のための基盤、どん2は県民に開かれた公的情報インフラ。 この違いを混ぜないことで、KPA+は遠慮なく会員限定で作れ、どん2は遠慮なく公開で公共信頼を保てます。
薬局どん2 ― 公開閲覧 × 機能情報の管理(会員を問わない) × 付帯サービス(会員限定)
稼働中/バックエンド完成済み。KPA+ではフロントを刷新して合流する。ゲートは「会員か」ではなく3段階で引く。
患者・県民向けの薬局検索。非会員薬局も収録する公的データベース。ログイン不要。
薬局機能情報の表示は公的サービス。だから非会員薬局も自店の機能情報を管理できる。ゲートは③薬局権限であって②会員ではない。
AI相談・研修・会員ニュース等のKPA+会員価値。ここだけ ②会員ステータスでゲートする。
▼ データ供給フロー ― 速さ(厚生局)・詳しさ(医療情報ネット)・最新(会員)を pharmacyCode で1つに統合
- 名称・住所・郵便番号
- 電話番号
- 保険薬局コード・管理薬剤師
- 現存/休止
- 詳細な開局時間
- 曜日別・時間帯1〜4
- PDL1.0 無償
- ※電話・保険コード無し
- 会員が自店を最新化
- 非会員もオンボードで可
- 電話からコード採番
- override 方式
② 機能情報の管理(権限・会員不問)
= ②会員ステータスでゲート
横断ハブ ― 既存資産の合流と整理
散らばった資産を土台へ集約し、役割を整理する
KPA+は既存プロジェクトを束ねる横断ハブでもあります。各資産の行き先を明確にします。
| 既存資産 | 行き先 | 扱い |
|---|---|---|
| HP会員向け(y_top) | KPA+へ移行→最終的に廃止 | 移行・廃止 |
| メルマガ | 会員ニュースの受け皿として位置づけ整理 | 合流 |
| かやくちゃん | KPA+のAIとして合流(エンジン流用) | 合流 |
| 薬事情報センター Q&A | KPA+内コンテンツ→将来アプリ化候補 | 取り込み |
| 薬局どん2 | フロント刷新して合流(別立ち位置) | 合流 |
| 会員管理システム | 並行して刷新(内製化を検討) | 並行刷新 |
会員管理システムの内製化
★ 大きな判断ポイント ― ただし立ち上げの前提にはしない
論点:会員管理システムの改修は外注のスポット費用(都度発注)で発生する。年額固定費ではないが、変更のたびに費用とリードタイムがかかり、自分たちで機動的に直せない。内製化でこの都度費用と外注依存から脱却できるかが、事業全体の判断ポイントです。
私見① ― 立ち上げの前提にしない:KPA+の立ち上げを内製化の完了に待たせないこと。まずFirebaseの土台で先行し、会員名簿は現行システムを正としてSSOへ同期すれば、刷新を待たずにアプリを載せられます。
※役割の整理:認証(誰か)=Firebase/会費・資格の"正"=当面 会員管理システム。層が別なので両立します。SSOの個人IDは会員属性を"参照"するだけで、"正"を持ちません。
私見② ― 「固定費削減」ではなく「機動性」で捉える:内製化の効果は年額固定費の削減ではなく、改修を自分たちで即座に・追加のスポット費用なしで行える機動性。都度発注のコストと外注リードタイムを無くすのが本質です。ただしそれは会費徴収・名簿・資格管理のパリティに到達して初めてで、数年コミットの投資。KPA+がプラットフォームとして実証された後に判断するのが最も低リスクです。
進め方とタイムテーブル
土台は先行、会員管理は並行
方向性資料 v1.0
構想を提示し、委員会相談の段階へ。薬局どん2は稼働中、かやくちゃんは役員向けで実証済み。
土台 + 会員ニュース + AI を立ち上げ
Firebaseの土台にSSO・AI・情報配信を実装し、最初のアプリ「会員ニュース+AI相談」を載せる。社保情報のAI自動配信を会員ニュースに搭載。
薬局どん2 フロント刷新 → アプリ追加
どん2を土台に合流させ、研修動画・お知らせ等を順次追加。Q&Aは取り込み後にアプリ化を検討。
あわせて非会員データを厚生局(月次・電話JOIN)+医療情報ネット(半年・開局時間)+会員編集のハイブリッドで整備(名寄せは実測で低リスク確認済み)。
会員管理システムの刷新(内製化を検討)
土台の立ち上げとは切り離し、時間をかけて刷新。パリティ到達後に内製化の是非を判断。
追加機能プラン ── 研修カレンダー(今後)
案内 → 申込 → 決済 → 受講記録 → CPD/JPALSポートフォリオの充足確認、を一つの循環に
研修を「探す→申し込む→受ける→記録が残る→不足がわかる」の循環にする追加アプリ。会員の個人アカウント(SSO)・ポートフォリオ・決済(Stripe)の上に自然に乗る。
カレンダー案内
月間/リスト表示。主催・九州・その他、対面/オンライン、単位区分、専門領域でフィルタ。専門領域でパーソナライズ(おすすめ)。
研修会 詳細 → 個人申込
個人アカウント(SSO個人ID)で申込。管理者一括申込を壊し、記録が本人に残る=転職しても消えない価値。
決済(Stripe)
有料研修は即決済(カード/コンビニ/Apple Pay)、無料は申込のみ。会員/非会員価格。キャンセル・返金・請求書を自動化。IAP回避のため外部決済(Web/PWA)。
受講記録
出席(QR/受付コード)・オンライン視聴完了を記録し、個人IDのポートフォリオに蓄積。
PS(CPD/JPALS ポートフォリオ)の確認
受講内容をCPD(生涯研鑽)の自己研鑽サイクル/JPALS の達成状況にマッピングし、ポートフォリオの充足度を可視化。
不足の可視化 → カレンダーへ循環
手薄な領域・未充足の項目を表示し、それを埋める今後の研修をカレンダーから提案(→ ①に戻る)。
委員会に諮る論点
7/7 に協議 ― 会議後に議事録で更新する